フッ素樹脂・石英製品のエンジニアリング

フッ素樹脂の歴史

歴史的背景

1938年 米国デュポン社のR.J.プランケット博士により発見された事からはじまり、わが国に初めて紹介されたのは1950年の事です。
それ以来、日本の産業進展とともにその需要は伸び、それとともにPTFE以外の品種も増え、またそれらの応用も宇宙開発から家庭用品に至るまで拡がり、今日の日本経済を直接・間接に支える材料としてなくてはならないものになりました。
また、一般的に馴染み深い名称である「テフロン®」は、米国ケマーズ社((旧)デュポン社)の登録商標でして、その名称は余りにも有名な為、フッ素樹脂は全て「テフロン®」だと思っている方が多いのが現状です。

(1990年発刊 日刊工業新聞社 「ふっ素樹脂ハンドブック」より一部引用)

フッ素樹脂はどうやって作られているか

蛍石の写真原材料は蛍石(ほたるいし)という珍しい石からできています。蛍石は外観が七色のきれいな色で光るのでこのように呼ばれています。この蛍石に硫酸を反応させるとフッ酸というものができます。このフッ酸とクロロホルムを反応させた物質を熱分解するとPTFE(フッ素樹脂)の原料が出来上がります。

身近なところで使用されているフッ素樹脂

フッ素樹脂は「熱に強い・薬品に強い・電気を通さない・くっつかない・滑りやすい」など強い特性を持つので、過酷な環境や特殊な分野など色々な形で使用されています。詳細はフッ素樹脂の8つの特性ページをご参照下さい。代表的なところでは家庭用コーティング製品であるフライパンや炊飯ジャー等が有名です。

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