Flon News 2022年7月号を発行いたしました。

毎年、段々と気温が上がってきている気がする夏がやってまいりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。

ここ数年は楽しいイベントもすべて中止であまり良い思い出がありませんが、今年こそは花火大会や夏祭りなど、楽しく、気温も気持ちも熱い夏になればなぁ…と願う筆者でございます。

さて、本号では『撹拌におけるバッフル板の効力』及び『フッ素樹脂の現状』についてお伝えいたします。

今月のContents

  • 撹拌におけるバッフル板の効力
  • フッ素樹脂の現状レポート
  • FLON LINE フロンケミカル総合カタログ NR50000版 価格・仕様訂正表/2022年7月1日適用分

撹拌におけるバッフル板の効力

突然ですが、皆様「バッフル板」はご存じでしょうか?
撹拌していてなかなか思うように混ざらない、沈殿物が発生してしまう等、経験した事はございませんでしょうか?

バッフル板とは通称『ジャマ板』と呼ばれるもので、流れのある流体の中に入れることにより、流れ方向を変え、乱流を起こす役割を果たします。ではその使用方法や効果はどのようなものでしょうか?

実際に行ったある実験結果を皆様にご紹介いたします。

用意した物

  • セパラブルフラスコ
  • PTFE撹拌棒(NR6712 ネオツイスター撹拌棒)
  • PTFEバッフル板(特注品)
  • バッフル板固定用PTFE傾斜型ホルダー(特注)

実験内容

  • フラスコ内へ水と色付きのラメ2種類(銀色+赤色)を入れて撹拌した。
  • 赤色の大きなラメがフラスコ底部に沈殿したのを確認した後、バッフル板を挿入した。
バッフル板挿入前 底の部分に試料が滞留することがある バッフル板挿入後 バッフル板を入れることで巻き上げられる液体がバッフル板に衝突し流れが大きく変わる。 滞留物がかき混ぜられる=攪拌力UP

実際に使用してみると、驚くほど試料がかき混ぜられ、撹拌効率が格段にUP致しました。

ある程度スペースがあることが条件になりますが、撹拌効率でお悩みでしたらぜひ一度バッフル板をご検討ください!

※カタログ掲載はしておりませんが、特注品にて対応致します。お気軽に弊社営業までご連絡下さい。

特注品のお見積りは弊社販売サイト「アットフロン」の特注品お見積りページよりご依頼いただくことも可能です。

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Flon News 2022年7月号 表紙