Flon News 2026年7月号を発行いたしました。
夏がキター!と言いたいところですが、さすがに暑すぎますね…。
筆者が小学1年生の頃の7月の気温と昨年の7月の気温を比較すると、なんと10℃も上がっているそうです。
窓を開けて扇風機で過ごしていた夏が懐かしいですね…。うだるような暑さがまだまだ続きますが、負けずに気持ちを熱く持って日々を過ごしていきましょう!
さて本号では、今話題の「ナフサとプラスチック不足について」「展示会のご案内」をお届けいたします。ぜひ最後までご覧ください。
今月のContents
- ナフサとプラスチック不足について
- 展示会のご案内
- FLON LINE フロンケミカル総合カタログ NR60000版 価格・仕様訂正表 / 2026年7月1日適用分
ナフサとプラスチック不足について
最近よく耳にするようになりました『ナフサ』。ナフサについて「一体何なの?」という所からお話しさせていただきます。
ナフサとは、原油を精製プラントで加熱・蒸留する過程で得られる石油製品の一つです。原油は蒸留によってガソリンや灯油、軽油などさまざまな成分に分けられますが、その中間生成物の一つが『ナフサ』というわけです。
ナフサは液体ですが、800℃以上の高温下で熱分解すると、「エチレン」や「プロピレン」といった石油化学基礎製品が生成されます。これらはプラスチックの原料となる重要な物質であり、さらに重合反応によって「ポリエチレン(PE)」や「ポリプロピレン(PP)」などの樹脂が製造されます。製造された樹脂に各種添加剤を加え、加工しやすいよう粒状にしたものを「ペレット」と呼び、私たちが日常で使用する多くのプラスチック製品は、このペレットを原料として作られています。

尚、原油のほとんどは自動車や発電所などのエネルギーとして使われており、プラスチックの製造に使用されるのは全体の僅か3%程度といわれており、意外と少ないのが実情です。そのため、原油の供給量が減少すると、ナフサの生産量も減少し、結果としてPE やPPなどのプラスチック原料の供給不足につながります。これが、現在のプラスチック不足の大きな要因の一つとなっております。
さて、ここでよくいただくご質問が、「フッ素樹脂もナフサ不足の影響を受けているの?」というものです。
結論から言うと、フッ素樹脂は直接的な影響は受けておりません。フッ素樹脂の主原料は「蛍石(ほたるいし)」と呼ばれる鉱石です。蛍石とフッ酸などを原料として化学反応を経て生成されるため、PEやPPのようなナフサを主要原料としているプラスチック原料とは製造工程が異なるため、原油不足による原料供給の影響は限定的です。
しかしながら、フッ素樹脂についても別の要因による供給逼迫が発生しています。近年、『半導体市場の拡大に伴い、半導体製造装置や関連設備向けのフッ素樹脂需要が大きく増加』しており、一部では需要が供給を上回る状況となっています。その結果、原材料価格や製造コストの上昇も相まって、今回ご案内しております価格改定につながっております。お客様にはご負担とご迷惑をお掛けいたしますが、安定供給の継続に向けた対応として、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
また、弊社はフッ素樹脂製品を主力としておりますが、PE・PPをはじめとする各種樹脂製品も幅広く取り扱っております。このような状況だからこそ、材料選定や代替提案、納期対応などでお困りのことがございましたら、お気軽にご相談ください。
展示会のご案内
弊社は、7月1日(水)~3日(金) に 東京ビッグサイト で開催予定の〈第38回 ものづくりワールド[東京] 機械要素技術展〉に出展いたします!
是非、弊社ブース(東3ホール 小間番号:E29-20)にお立ち寄りください。
営業日に関するお知らせ
誠に勝手ながら、7/31( 金 ) は、弊社本決算棚卸の為臨時休業とさせていただきます。
ご不便・ご迷惑をお掛けしますが、何卒ご了承くださいますようお願いいたします。
Flon News 価格・仕様訂正表 ダウンロード




